2018年2月22日 (木)

「小平の家」 2月の訪問

先週末「小平の家」に伺いました。今回は、所属する「NPO木の家だいすきの会」の会員さん、事務局の山本さんと一緒です。完成して11年目に入った木の家の、住み心地の良さや木材の変化の様子などを見せていただきました。

Photo
2階のリビングは、施主ご主人の希望で黒く塗装した木材と白いプラスター塗りの壁が、古民家風の味わいです。小屋組みを見せた高い天井が開放的な空間。皆さんが談笑するカウンターの向こうは対面キッチンになっています。

Photo_2
カウンター横の梯子を上って障子を開けると、そこは小屋裏収納です。天井高は法規内の1.4mですが、両側に本棚を造り付けた立派な書庫です。夏はここでお昼寝すると、心地良いそうです。

Photo_3
古民家風のお宅は手前の建物で、奥の白い建物は同時期に設計して半年ほど後に完成した弟さん家族とお母様の2世帯住宅です。

1
奥のお宅は、階段のある玄関土間の吹き抜けが見どころです。2軒とも、東京多摩産の杉やヒノキを使っていますが、こちらは特に塗装せず、木材の色そのままを生かしています。

2
天井は杉の厚板張り。トップライトもあります。まったく同じ木材でも違った雰囲気になる面白さや、10年の経年変化などを体験させて下さった建て主さんご家族に感謝です。(Nak)






| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月15日 (木)

アール・ブリュット中野2018

今年も中野では1月下旬から「NAKANO 街中まるごと美術館!アール・ブリュット -人の無限の想像力を探求する2018-」が開催されています。

Sp21201741

中野駅からブロードウェイセンターにかけてのサンモール商店街では天空ギャラリーでの横断幕(バナー)展示。

Sp21201761

ひとつひとつの作品に添えて、「想像が示す 個のチカラ」、「個々に秘められた 可能性の扉」、「様々な 想像のカタチ」など、アールブリュットの理念が掲げられています。

Sp21201861

中野南口駅前商店街の看板ギャラリーは「中野からナントに行った作家たち」というタイトルで作品ポスターが展示され、

Sp21201911

そして、ブロードウェイセンターの3つの階段ギャラリーでは昨年から今年にかけて、フランス・ナント市で催された「2017ジャパン×ナント プロジェクト」、アール・ブリュット「KOMOREBI」展の模様が紹介されています。

Sp21200901

また、中央階段では「子供向け作品紹介パネル」が展示されていますが、「ア-ルブリュットとは?」のパネルに「・・、「すごくつくりたい!」という気持ちから生まれる芸術作品のこと・・」、「芸術は習わなくても、すでに人の心の中にあるものだ」という一文があり、僕には最も腑に落ちる説明でした。

Sp212011311

2、4、6枚目に写っている作品の作者は、魲(スズキ)万里絵、辻勇二、古久保憲満(部分)の三氏。
なお、野方商店街の「アール・ブリュットde街おこし展」は既に終了しました。(Shio)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 8日 (木)

心地よい暖房システムの体験

久しぶりの大雪の後、厳しい寒さの続く中、住まいの設計中のお客様・Oさんと、富ヶ谷にある「PS暖房機」のショールームを訪問しました。昨年、心地よい冷房の体験、ということで、8月にもうかがっています。

2
今の時期は、この白い羽根の中に低温の温水が通っていて、その放射熱で空間全体を暖めます。触っても熱くはなく、ふんわりした暖かさです。

2_2
夏は、この羽根の中に冷水を通して、緩やかな冷房にします。昨年夏、訪問した時は、羽根の表面がうっすら結露して、それも涼しげでした。今回は具体的に、冷温水の配管やドレイン管の付け方なども話題になりました。

Ps_2
こちらはタオル掛けにも使える電気ヒーターです。あまり電力も使わず、ちょっとした仕切りにもなります。夏に見た時は、形の確認だけでしたが、今回は掛けてあるタオルも暖かくなっており、Oさんも気に入られたようでした。

Photo
その後は代官山まで足を伸ばして、「生活アート工房」のショールームへ。石川県・小松市の工房で造る無垢木材の家具を展示販売しています。一歩足を踏み込んだだけで、ほっとするような展示スペースでした。

Photo_2
ここでは、Oさんご希望の「すのこベッド」を確認しました。杉のすのこで通気性が良く、この上に敷布団を乗せて使えるとのこと。高さも30㎝と低めで、布団を置いても使いやすそうです。
外は寒くても、身も心もホッとするショールーム巡りの午後でした。(Nak)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年2月 1日 (木)

Beans阿佐ヶ谷てくて

Sp1280136

日曜日の午後、阿佐ヶ谷駅を出て、横断歩道を渡ると、生のジャズ演奏が聞こえてきました。「駅の商業施設を阿佐ヶ谷の人が立てるステージにする企画!」の一環でした。

Spb120124

数年前に高円寺寄りの高架下にあった2階建てのの商業ビル「ゴールド街」が取り壊され、引き続き耐震補強などの工事が行われていましたが、昨年の夏に「Beans阿佐ヶ谷てくて」が竣工、オープンしました。

Sp1280140

30を超える店舗が2層の中廊下形式で並んでいた「ゴールド街」とは大きく異なり、「まちにつながるオープンモール」と名付けられた構成は、大屋根の下に大小の屋台を散らばせたような雰囲気です。

Sp12801421

お店も、通路に面してガラス張りの常設料理教室や、本棚の並んだ「カフェまちライブラリー」など変化に富んで、広場にはオープンカフェも設けられています。路地をさらに進むと、「アニメストリート」というところに行きつくのですが、その詳細はまたいづれ、稿を改めて。(Shio)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月25日 (木)

「小平の家」訪問

築11年を迎える「小平の家」に、点検を兼ねてうかがいました。いつもきれいに整頓されているので、ご入居後の見学会なども時々、お願いしています。

Photo
高い天井のリビングルームは、黒く塗装した大黒柱や梁、白い左官塗りの壁によって、古民家風の空間になっています。木材は「東京・多摩産材」の杉がメインです。正面の梯子を上って障子を開けると、書庫風の小屋裏があります。
日当たりが良いせいもありますが、木の保温性と断熱計画により、暖房も最小限で済んでいるとのことで、この日もほんわりと暖かでした。

Photo_2
落ち着いた雰囲気のピアノ室。奥様がピアノの先生をされています。木造の場合はなかなか難しいのですが、防音や音響にも配慮して設計しました。

Photo_3
奥の玄関から入ってきて、この階段を上ると2階のリビングルームです。階段材は「多摩産材」の桧です。廊下床の杉厚板や、階段室の左官壁の状況などを点検しました。

Photo_4
少しピンクがかった左官塗りの外壁も、とくに傷みもなく、良い味わいになっています。

Photo_5
愛犬「コロ」ちゃんも元気でした。初めに敷地調査に伺った頃からなので、12年以上のお付き合いです。しっかり番犬の役目を果しております。(Nak)










| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月18日 (木)

井の頭公園の「かいぼり」

S1p11400531

日曜日の朝刊に井の頭恩賜公園の「かいぼり」の記事が載っていました。それで、吉祥寺に出掛けました。

S1p1140045

井の頭池の浄化と外来生物種の駆除を目的に、池の水を抜いて生き物を捕獲し、ギンブナなどの在来種とブルーギルなどの外来種を選別します。池の端のテントでは水槽にそれらの魚が展示されていました。

S1p11400611

2014年1月に始まったこの「かいぼり」は今年で3回目。1回目に16%だった在来種が2回目は44%、今回の前日の集計では1981匹中1670匹と掲示され、84%になりました。この後、池底を天日干しして、春に在来種を戻すとのことでした。

S1p11400681

ここの自然文化園水生物園(分園)にはアトリエ海が設計・監理を担当した公園施設、トイレと管理事務所があります。木造平屋建てで、多目的トイレがいきなり広場に開くのを避けるため、ガラス箱を設けています。竣工は1995年3月。

P11400941

吉祥寺通りを渡った、本園にも担当した建築があります。昔、キョンが居た大放飼場の中ほどにあるヤクシカとツルの小屋がそれです。実は鉄筋コンクリート造で竣工は1993年、ともに統括は㈱都市計画研究所。(Shio)
鹿小屋のまさらに飛花の影迅し-晩菁







| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月11日 (木)

雪深い温泉宿

雪深い東北・秋田の乳頭温泉郷に出かけました。9時半頃家を出て、午後2時過ぎには到着。昔、住んでいた宮城県の仙台からでも時間がかかり、かなり遠いイメージでしたが、何だかあっという間でした。新幹線の威力でしょうか。

Photo
12月に入ってから、ずっと降り続いているとのことで、雪に埋もれる温泉宿です。この奥に歴史の古い「鶴の湯」という温泉があり、ここはその別館で、近郊の角館の古民家を移築したものを中心に、地元の木材で建てたそうです。モノトーンの世界が清々しい。
温泉はもちろん素晴らしく、写真は撮れませんでしたが「秘湯」の雰囲気満載でした。

Photo_2
こんな「つらら」も久しぶりに見ました。宿の人たちも朝から雪下ろしが大変そうで、雪国生活の苦労がわかります。朝、「車」を雪の中から掘り出すのも一仕事です。

Photo_3
移築した民家の小屋組みはダイナミックで美しい。大空間をセミナー室などに利用しているようです。この一角を区切り、天井を張って客室にしたところに泊まりました。

Photo_4
古い建物の雰囲気を継承した廊下部分。ここにも暖房機をいくつか並べていて、それほど寒くはないようにしていましたが、大変だな~と思った次第です。

Photo_5
翌日は、温泉郷の5つある温泉の一つ、「大釜温泉」に寄ってみました。雪に囲まれた露天風呂は、内湯から出てここに入るまでがもの凄く寒い。でもお湯に浸かると「極楽」。この温度差は少々問題?ではありますが、満足の温泉旅でした。(Nak)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月 4日 (木)

明治150年のお正月

東京の三が日は晴天が続きました。

S1p1020093

1月2日、お天気に釣られて散歩がてら、妙正寺川に沿って我が家から歩くこと10分、鷺宮の八幡神社にお参りしました。行列が続く境内には筝曲が流れて、破魔矢や絵馬を買う人、おみくじを引く人などでにぎやかです。

S1p1020098

境内に建つ由緒によれば、平安時代後期の1064年に源義家が創建した神社で、老樹が林立した境内には鷺が多く棲むようになり、里人が鷺宮大明神と呼ぶようになって、地名の起因となったとのことです。

S1p1020114

帰りがけ、坂を下ると、打って変わってひっそり閑としたお寺がありました。「福蔵院」、白鷺山正幡寺です。本堂の屋根にソーラーパネルが並んでいるのが面白く、石造十三仏や鐘撞き堂の写真を撮っていたら御住職に声をかけられました。

S1p1020125

お話を聞くと、元は隣の八幡神社の敷地に戦国時代に建てられたお寺で、江戸時代には神社を管理する別当寺を務めていたのが、明治維新の神仏分離令により、別々の敷地になったそうです。

S1p10201401

そう言えば、海老沢泰久の小説「青い空」の最後の方で、この明治政府の神道の国教化を意図した政令により、廃仏毀釈運動が広がり、各地の寺院が襲われ、財産、土地が奪われていった様子が書かれていました。そんなことを思い出した明治150年のお正月です。(Shio)





| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年1月 1日 (月)

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

S1pc29000511

我が家の愛犬は戌年のお正月に、生後2ヶ月でやってきました。
雑種のメスです。
2度目の戌年、良いことありますように。

(Shio)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年12月28日 (木)

冬至の穴八幡宮

ここ数年、「冬至」の日は早稲田にある「穴八幡宮」に出かけます。「一陽来復」のお守りを入手するのが目的。
Photo_2
昼近くに到着すると、道路には長い行列ができていました。幸いお天気も良く、青空がきれいです。2,3人連れの人が多く、交代で食べ物を調達しに行ったりして楽しく並んでいます。

3
DJポリス(というほどでもないが・・)も登場。その誘導に従って黙々と並ぶこと一時間半で、ようやくお守りが買えました。

Photo_3
「一陽来復」とは、「陰が極まって陽に転じる」という意味だそうで、配布初日が「冬至」となることに繋がる様です。また、「金銀融通」のお守りでもあり、右の大きい方は冬至、大晦日、節分、いずれかの夜中の12時に、恵方と反対側の壁や柱に取り付けます。左は懐中用です。

Photo_4
平成元年に再建された江戸権現造りの社殿は、なかなか立派です。こちらもお参りの長い行列ができていました。

2
境内は露店も並び、たくさんの人で身動きがとれないくらいですが、年の瀬を感じさせる賑わいを楽しみながら帰途につきました。(Nak)



| | コメント (0) | トラックバック (0)

«石神井の家の一年点検