2017年12月14日 (木)

外伝・目隠し木製ルーバー

目黒の家のリフォームには付帯していくつかの外構工事がありました。

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その中のひとつがこの木製目隠しルーバーです。配置換えで前庭に駐車場が引っ越して来て、道路沿いの生け垣が無くなり、目隠しが必要になりました。

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そこでプレゼンにペイントソフトを駆使しました。現況写真を白黒変換して、「エッジの光彩」とか「諧調の反転」とか初めて使うフィルターを試行錯誤し、そこに手書きのスケッチを貼り付けました。(この絵は没案)

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木製のルーバーはネットでパネルを購入し、鉄工所で制作したアングルフレームにはめ込みました。1㎝単位での注文が可能な通販サイトを検討し、「購入者の声」も参考に決めました。

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既存の手摺に合わせてデザインしたフレームと、届けられるまで写真でしか確認できないイージーオーダーのルーバーの組み合わせに一抹の不安がありましたが、ほぼイメージどおりに出来上がり、ホッとした次第。(Shio)

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2017年12月 7日 (木)

目黒の家・リフォームその2 完成

初秋から計画を進めてきた「目黒の家のリフォームその2」は、工事期間約1ヶ月で先日完成しました。28年前に竣工したRC3階建ての住宅で、施主夫妻が1階に移り住み、2,3階に娘さん家族が4人で暮らします。

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南東向きのリビング・ダイニングは、床や天井、家具、キッチンはそのままで、壁のクロスだけ貼り換えました。

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リビングに続く畳コーナーは、栗色の縁なし畳でおしゃれな感じになりました。壁のクロスも貼り換えています。これからは、子供さんたちの遊び場にもなりそうです。

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3階子供部屋の収納、左半分は、上まで全部オープンな棚でしたが、今回、上の段に扉を6枚付けました。既存の扉にきれいに合わせて、建具屋さんが作ってくれました。

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階段室の天井は屋根の形の合わせて曲面になっていますが、どこも傷んでいないので、竣工当時のままです。手入れしながら大切に使われてきた施主のおかげです。

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これから住む家族のお母さんが子供だった頃から、背比べの記録を刻んだリビングの柱は、そのまた子供たちの記録もしっかり残して、これからもみんなを見守っていくでしょう。(Nak)




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2017年11月30日 (木)

O邸大黒柱の伐採

先週の日曜日は埼玉県ときがわ町の山林に入り、O邸の大黒柱の伐採に立ち会いました。

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当日は、地元「協同組合 彩の森とき川」主催の伐採見学会が催され、午前10時に組合事務所に集合しました。ここから、車で約20分、ヘルメットを借りて、徒歩で15分ほど杉林の林道をハァハァ、登りました。

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彩の森とき川から木材を購入する予定のO邸には、伐採された立木がプレゼントされるということで、Oさん、建設会社クオリスさんと共に、育ちの良さそうな、頼もしそうな杉の木を選びました。

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斜面の真上や真下ではなく、また、他の立ち木に掛からないよう倒れる方向を慎重に見極め、受け口を楔形に切り取っているところです。

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反対側の少し高い位置に追い口をチェンソーで切り込み準備完了。多くの参加者が息をつめて見守る中、「よーし」の掛け声とともにジャッキに繋がれたワイヤーで引っ張られ、立木は静かに倒れていきました。

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年輪を数えると、樹齢70年ぐらい。赤身の多い目の詰まった立派な杉の木です。太平洋戦争が終わって2年目。苗木づくり、地拵え、植林、下刈り、つる刈り、枝打ち、間伐を経て70年、ここまで育てて頂きました。

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さらに、玉切り、搬出、製材、乾燥、仕上げを終えて現場に届けられる日を楽しみにしつつ、事務所に戻って秋の陽射しの中、きのこ汁を美味しくいただきました。(Shio)

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2017年11月23日 (木)

食器棚・完成

Kさんのお宅のリフォームは完成間近となり、造り付けの家具工事が行われました。今まで、高さも色も違う既製品の食器棚が2本並んでいたところに、天井いっぱいの戸棚を設置します。

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六分割した箱を現場で組み立て中。幅は180㎝、高さは240㎝あります。奥で脚立を持っているのは、照明器具取付中の電気屋さん。

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無事に取り付け完了です。材料は「タモ」突板のパネルで、「オスモ」塗装仕上げ。すっきりと納まっています。大皿もしっかり入る、収容力抜群の戸棚です。

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同じ材料で、オーディオ&TV用のラックも作ってもらいました。施主・ご主人は大のオペラファンで本格的なオーディオセットをお持ちです。ピアノ教師の奥様と音楽鑑賞を楽しんで頂けると思います。

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リフォーム、第一の目的のキッチンセットも新しくなりました。今まで木目調のセットだったので雰囲気がだいぶ変わり、明るくなりました。背面には浅い棚を作り、雑多なものも収納できるようにしました。床にはまだ養生のシートが張ってありますが、今週末にはクリーニングを行い、引き渡しの予定です。(Nak)

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2017年11月16日 (木)

ここんところの美術館

最近の美術館は写真写り(?)を気にしているようです。

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青山・ペガサスビル」でも書きましたが、東京国立近代美術館での展覧会「日本の家」では、13あるうち最初の3つを除く10のコーナーで、写真の撮影が許可されていました。これは菊竹清則設計「スカイハウス」の模型です。併設の、松本竣介、ピカソなどの逸品が展示されている「所蔵作品展」も多くは撮影許可なのに驚きました。

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渋谷区郷土博物館・文学館では「記憶のなかの渋谷-中林啓治が描いた明治・大正・昭和の時代-」を観ました。黒い線描に淡いセピアで着色されたスケッチはとても懐かしいものでした。作品を撮ることは出来ませんでしたが、入口に忠犬ハチ公の像が置かれ、記念写真用のセットが用意されていました。

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白井晟一設計の松涛美術館で開催中(11月26日まで)の「三沢厚彦 アニマルハウス:謎の館」では、着彩された木彫りのクマ、イヌ、ウサギなどの色んなギョロ眼の動物が、スケッチと共にたくさん展示されています。作品も建築内部も撮影不許可ですが、唯一、エントランスホールの虎はインスタグラム用(?)にか許されています。

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東京国立博物館の興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」(11月26日まで)はさすがに、全作品撮影禁止でしたが、観終わって、夕闇迫る午後6時半に出てきたら、本館外壁にプロジェクションマッピングで数々の仏像が投影され、多くの人が歓声と共にスマフォやデジカメを構えていました。(Shio)

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2017年11月 9日 (木)

大和町と棟方志功

10月の終わり、第2回「棟方志功サミット」が中野で開催されました。ゆかりの地、青森市、倉敷市、南砺市、杉並区、中野区で構成され、昨年、第1回は「誕生の地」青森市で開かれました。

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そして、同時開催された特別企画展のタイトルが「大和町時代の棟方志功」でした。大和町は棟方の昭和3年、1928年から1943年までの居住地であり、最初のアトリエ兼住居は、現在の我が家から約60mのところにありました。

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中野区が制作したビデオ「大和し美し 棟方志功と大和町」の中で、「鬼が来た 棟方志功伝」の著者、長部日出雄は「大和し美し版画巻」制作の2年前に「沼袋南」の町名が「大和町」に変更されたことをあげ、「もし大和町に住んでいなければ、世界の棟方はなかった。」と語っています。エヘン!(?)

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ギャラリーでは、「大和し美し」の全20柵の中から、棟方が5作品を選んで彩色したものが展示されていました。彼の多くの彩色版画は裏からにじませた淡く柔らかな表現ですが、これらは、表から筆でさっと、茶、灰、白色で彩色され、潔く、新鮮で、感動しました。

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作品はいずれも撮影禁止なので、ネットで検索して頂くとして、ここでは「大日蓮菩薩開経像」が所蔵されている蓮華寺山門と、棟方が版画のモデルに鯉をとったという池の写真を載せました。愛犬の散歩コースでもあります。(Shio)

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2017年11月 2日 (木)

秋の芋煮会

秋はやっぱり「芋煮会」!ということで、今年も青梅の河原に繰り出しました。30年以上前から続けていますが、中断した時期もあったので、正確に何回目かはわかりません。

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ちょうど台風&大雨後の増水で、河原が現れたのは前の日あたりだったようです。例年になく水量も多く、勢いよく流れる川を眺めながら、安全そうなところで「かまど」の設営開始。

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左のかまどに乗せた大鍋で「芋煮」。右のコンロでは、肉や野菜の「炭火焼き」です。昔からアウトドアで遊んでいたメンバーなので、各人勝手に動いているようで、何でも手際よく進みます。

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いつもの北海道産ラム肉と野菜を焼いて、塩と「手作りのたれ」で食べます。もちろん素晴らしく美味しい。

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牛肉を入れた、鍋一杯の「山形風」芋煮も、ほとんど平らげました。以前は、この後に焼き芋を作ったのですが、さすがに今年はパス、です。

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食後のコーヒーは、メンバーが自分で焙煎した豆をこの場で挽いてドリップしてくれたものを、じっくり味わいました。

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ところで今回は、芋煮も佳境に入ろうかというところで突然の来訪者あり。消防署と市役所の方々でした。何か通報があったらしく、特に違法なことはしてない、ということを確認して帰られましたが、この場所でこんなことは初めて。今年成立した「共謀罪」の、花見で弁当は良いが、カメラと地図を持っていると云々・・という話が頭をよぎりました。私はカメラを持っていた!?(Nak)













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2017年10月26日 (木)

ショールーム訪問

今週からリフォーム工事がスタートしたKさんのお宅は、築20年ほどの木造住宅です。今回はキッチンと洗面所の設備の更新、内装クロスの貼り替え、食器棚とオーディオラックの造り付け家具工事、の計画です。工事に先立って、設備機器の確認のため、施主ご夫妻とショールームに出かけました。

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まず、一番の大物?のキッチンセットを見に西新宿のLIXILショールームへ。今までがダークな色調の木目だったので、気分を変えて光沢のあるグリーン系の面材が選ばれました。

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初めはキッチンだけの予定でしたが、やっぱり洗面台も・・ということになり、日を改めてショールームを訪問しました。色々な製品が並んでいるので迷いますが、寸法や使い勝手など実際に確認することは、やはり大切です。

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収納部分の説明に聴き入るお二人。以前と比べて、細かい工夫がなされていることに感心されていました。洗面ボールの掃除のしやすさなどもポイントです。

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今度は照明器具の確認に、オーデリックのショールームへ出かけました。カタログではなかなか大きさや電球の色などが実感できないので、実物を見るのは大事です。LED電球が主流ですが、リモコンで、蛍光灯色から電球色に変えられたり、明るさを調節できたり、を体験して頂きました。結構歩き回るので少し疲れますが、楽しいショールーム巡りでした。(Nak)




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2017年10月19日 (木)

北鎌倉の斜め張り

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月曜日の午後、所属する「木の家だいすきの会」のメンバーで、工事中の住宅を見学に行きました。階段状の道路を息を切らして上りきった先に建つ住宅の、2階からの眺めは雨空ながら爽快でした。

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設計・施工は㈱トトモニ一級建築士事務所。斜め張りは「森の息吹を住まいに」グリーンエア工法の一環で構造用合板を使用せずに、水平剛性を確保しようというものです。アトリエ海も石神井の家で採用しています。

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この「北鎌倉の家」では、厚さ30㎜の杉板を等間隔で貼っていて、間柱との取り合いは、間柱のほうをあらかじめ、プレカットで半分欠きこんでおき、隙間は、設備配管のほかに壁体内通気にも利用するとのことでした。

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見学を終えて北鎌倉駅への帰りは、設計者の後に続いて近道をとことこ戻りましたが、いかにも鎌倉らしい、柴垣の連なる小道で、小津安二郎の映画を思い出したことでした。(Shio)
選挙に行こう!22日(日)は衆議院選挙の投票日です。選挙に関心が無くても、選挙結果から逃れることは出来ません。歳をとって、気が付きました。

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2017年10月12日 (木)

羊のいるワイナリー

中央本線・各駅停車に乗って1時間半で、「勝沼ぶどう郷駅」に到着。向かった先は「日本最古のワイナリー」といわれている「マルキワイナリー」です。
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ぶどう畑に向かうと、なぜか羊たちがお出迎え。何かもらえると思って、人懐こく近寄ってきました。この羊たちのお仕事は、と言うと・・・。

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ブドウ畑の雑草を食べるのが仕事なのです。立派に実ったブドウ・「甲州」の棚の下でのんびり寛ぐ羊2頭。様々な雑草を増やすと地中の微生物も増加し、生命力のあるブドウの木が育つそうで、その雑草を羊が食べることで土が掘り返され、排泄物も自然の肥料になるとのこと。「不耕起草生栽培」というのだそうです。

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貯蔵庫の入口に飾ってある、古いワインの瓶。創業者の土屋さんは、明治10年ころ渡仏してワイン醸造を学び、明治24年に「マルキ葡萄酒」を設立したそうです。

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この樽に入れて数か月から1年ほど寝かせ、そのあと瓶詰にされていきます。フランス製のオークの木で、良い香りが漂っていました。一通り見学した後は、もちろん試飲もさせてもらいました。

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ワイナリーの次は、ワイン用ではなく、生食用のぶどう園にも立ち寄りました。屋根のように広がるぶどう棚の下、何種類も試食させてもらい(逆上して?)色々買ってしまいました。こちらも自然農法で作られたブドウで、上品な、初めての美味しさでした。(Nak)








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