2019年4月18日 (木)

どんぐりの家の家具

  先日完成した「どんぐりの家」には、「羽工房」が製作した家具が入りました。胡桃材で丁寧に作られた食器棚とダイニングテーブル&椅子です。

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キッチンセットの背面に食器棚を設置する準備をしているところです。床に土台となる木材をしっかり固定して戸棚の足元部分をはめ込み、本体も動かない様に留め付けます。

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左半分が開き戸の食器棚。右半分はオーブンや炊飯器、ポットなどを置く棚です。施主のOさんと、使い方を細かく打ち合わせながら計画しました。キッチンと通路部分を緩やかに区切る間仕切り的な役割もあります。

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こんな特注のキッチンスツールも。使い心地よく、重くなく、美しい椅子です。

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今度はダイニングテーブルの組み立てです。長年寝かせておいた胡桃の板は、裏もきれいな木目です。天板は180㎝×90㎝、高さは63㎝と低めで、椅子もそれに合わせて座面を36㎝にしているので、座るととても落ち着きます。

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家具が入ると空間が一気に引き締まります。カラマツの床、杉の天井や建具、造作材、左官仕上げの壁等とマッチして、優しい雰囲気になりました。「羽工房」は、この家で使われている柱や梁の木材の産地と同じ、埼玉県・ときがわ町の家具工房です。(Nak)

 

 

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2019年4月11日 (木)

木材検査とプレカット打合せ

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先週の火曜日は「協同組合 彩の森とき川」に行き、「上尾の家」に使われる構造材の全量検査に立ち会いました。計測されていた含水率とヤング率を確認し、目視でそれぞれの色、艶などを見ていきます。

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次に図面と照合しながら、どの位置にどの材を配して、どの面を見せるか、主な柱、梁について決めていきます。節などは見た目もですが、構造的にも力の掛かるところはNGです。

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そして、今週の火曜日、飯能市のプレカット工場、日本住建㈱に赴き、まづ、会議室で打合せをしました。前もってメールで図面のやりとりはしていましたが、やはり面と向かっての打合せは重要です。前日にとき川の木材が届いていました。

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工場では現物を見ながら、改めて決められた柱と位置を確認し、240角の大黒柱の面の大きさや、小屋梁端部のカット寸法などを打ち合わせました。春を迎えて慌ただしくなって来た今日この頃です。(Shio)

 

 

 

 

 

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2019年4月 4日 (木)

スキー技術選手権の応援

3月初め、長野県八方尾根スキー場で「全日本スキー技術選手権」が行われ、いつもお世話になっているコーチが出場するので応援に行きました。女子の部で2連覇しているので、今年は「3連覇」がかかっていたのです。

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ゲレンデの一番上で、ここからはリフトもないので、スキーを担いで登りる山岳スキーの世界。快晴で、大斜面滑降も楽しそうでしたが油断禁物。この日も付近で遭難したスキーヤーがいたようです。

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選手権が行われたのはこちらの斜面です。3日間にわたり、各都道府県予選を勝ち抜いた選手により、予選、準決勝、決勝、と競技が行われます。競技はタイムではなく、技術の高さを採点によって競うもので、ほとんどがスキーの先生たち。

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コースの下の観客席も、全国から応援の人が集まっていてにぎやかです。選手の名前入りの「のぼり」もたくさん。顔写真入りのものもありました。

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コースの途中で応援。右中央あたりが観客席です。ラッパの音や歓声、採点・点数などが聞こえてきて盛り上がります。眼下には麓の白馬村、遠くには妙高の山々が眺められます。

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熱戦が終わり、表彰式です。われらがコーチは今年も女子の部・優勝、なんと「3連覇!」です。おめでとー!!日本一上手な先生に教わっているわけなので私もがんばります?(Nak)

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2019年3月28日 (木)

上尾の家の鋼管杭

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上尾の家は地鎮祭から三日後、アルファフォースパイル工法という先端翼付き鋼管杭による杭打ち工事を行いました。

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図面に基づいて出された位置に、クレーンによって運ばれた翼付き鋼管を、オーガで回転し圧入していきます。排出される土砂はありません。

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1本では、堅固な地層に到達しないため1mぐらい残して回転を止め、中アテを挿入して下杭に上杭を次々に溶接しているところです。

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溶接された8mの杭を更に回転圧入し、支持地盤に届かせます。回転のスピードが極端に落ちるので、見た目にも地盤の力強さを感じます。

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クレーン先端のアタッチメントを交換し、杭の周辺を浅く掘って、基礎の底の高さで杭を切断、蓋を溶接しています。

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これらの作業を繰り返し、29本の杭を無事、打ち終わりました。 周囲の穴は埋められて、敷地は何事も無かったかのような平穏な姿に戻りました。(Shio)  

   

 

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2019年3月21日 (木)

上尾の家の地鎮祭

大安の土曜日、雨の予報も外れ「上尾の家」は無事に地鎮祭の日を迎えました。
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式が始まる前に、みんなで注連縄(しめなわ)に、白いお飾り・紙垂(かみしで)を付けているところです。
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地鎮祭が始まりました。施主Oさん、ご家族の皆さんとともに、工事の無事をお祈りしました。工事担当は笹森工務店です。
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神主さんからいただいた「棟札(右)」は上棟の際に棟木に飾ります。「鎮物(左)」は建物中央・基礎の下に埋めます。この鎮物は神社によって色々な形式があり、毎回驚いたり、感心したり、です。
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ところで今回は式の後半、ずっと厳かな「雅楽」が流れており、どこから・・?と思っていましたが、どうやら祭壇の「左矢印」あたりらしいということで、近寄ってみました。
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何やらきれいな箱が置いてあったので、開いてみたところ・・。
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中にCDプレーヤーが入っており、手前に仕込まれたスピーカーから雅楽が流れていた、というわけです。神主さんによると、結構「流行っている」そうで、厳かな中にも楽しい地鎮祭でした。(Nak)

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2019年3月14日 (木)

アアルト展で面白かったこと

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「アルヴァ・アアルト-もうひとつの自然」という展覧会の追っかけをしてしまいました。昨年の10月は神奈川県立近代美術館 葉山に行きました。

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相模湾に視界が開ける抜群の敷地に建つこの建築の設計・監理は佐藤総合計画。4つの美術館を巡る巡回展の最初の地として相応しい環境だと思いました。

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神谷美恵子「こころの旅」を読んでいたら、「人間のこころのよろこび」のひとつに「美しいものに接すること」と書かれていました。(上下2枚の写真はアアルトのウォルフスブルクの文化センター

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アアルトのスケッチや手書きの図面、写真、建築そのものに感じる第一の感慨は、僕にとってなによりもこの「美しさ」なのだと気づきました。

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それで、4月14日まで開催されている東京ステーションギャラリーにも先週、行ってきました。ギャラリーの設計・監理はジェイアール東日本建築設計事務所。

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椅子やガラス製品などは現物も置かれ、ドアの取っ手も展示されていました。使い易さ、材質感や触り心地を大事にしたことが解説されているパネルの下に、「触ってはいけない」シールが貼られているのが、なんとも面白かったです。(Shio)
図面は「HANDSKIZZEN UND TECHNISCHE ZEICHNUNGEN 1958-1963  ALVER AALTO RZENTRUN WOLFSBURG」より

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2019年3月 7日 (木)

美味しいセミナー

春らしく暖かな土曜日、埼玉県川島町の「リペアカフェいちじく」で、「薪ストーブ体験+家づくりセミナー」が開かれました。主催はNPO:木の家だいすきの会です。薪ストーブを使った料理も楽しめる・・ということで、女性の参加者多し!
ここは、家具や建具の製作・リペアを手掛けるOさんが開いたイベントスペース&カフェです。

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木の家だいすきの会のメンバー・アトリエヌックの設計で、丸太の梁がダイナミックな木造架構は地元の大工さんが作り、内部仕上げはオーナーさん自ら手掛けたそうです。センスの良い小物の販売も取り扱っており、皆さん早速、興味深々です。

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やはり中心は薪ストーブです。スペイン製でとても燃焼効率が良いとのこと。前面のガラス扉の奥で燃える炎が美しい。上に乗せた鍋の中では野菜スープが出来上がっていました。

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料理のメインは、薪ストーブで焼いたピザです。他にもサラダやデザート、飲み物が用意されていて、美味しいランチの始まりです。

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2階からダイナミックな吹き抜け空間を見下ろしたところです。丸太の梁には、工事の際に墨付けした跡が、あえて残されていました。ちょうど桃の節句で、お雛様も並んでいました。

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ランチの後は「家づくりセミナー」。4人の女性建築家がそれぞれのテーマで、お話をしました。小さなお客様(中央・左)も良い子で参加してくれました。お腹も心も満たされた午後でした。(Nak)







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2019年2月28日 (木)

法政大学55・58年館

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2月23,24日は「Hosei University 55.58 Farewell Days」でした。

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中央・総武線「市ヶ谷}駅と「飯田橋」駅の真ん中あたり、線路脇に建つ法政大学市ヶ谷キャンパス55・58年館が建て替えのため、壊されることになり、お別れの見学会でした。

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ファサードの格子割が何とも粋で美しく、一度は中に入ってみたいと思いながら、今まで行きそびれていたので、慌てて駆けつけた次第。

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設計・監理は後年、茨城県公館(74)、千駄ヶ谷・国立能楽堂(83)など、和洋の様式を駆使した「混在併存」の大江宏建築事務所。

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戦後10年。まだ、物資の乏しい時代にスチールのカーテンウォール、コンクリートブロック、煉瓦、コンクリート打ち放しの円柱などを使いこなしてシャープで切れの良い空間が作られていたことに感動しました。(Shio)

 

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2019年2月21日 (木)

中野桃園稲荷神社の夜

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フェイスブックの中野経済新聞ニュースで桃園稲荷の行燈祭のことを知りました。それで中野マルイ本店裏に出かけました。先週の土曜日のことです。

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マルイの1階から入り、2階を西へ抜けます。参道を逆に入ってしまったので、改めて正面から。 行燈が飾られた狭い路地は余計な光が少なくて、懐かしい光景です。

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ひとつひとつの行燈にはさっぱりした筆絵に簡単な文章が添えられています。例えば狐が正方形のお盆を飛び越えている絵柄には「おきつね八寸とび」。

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小さく貼られた解説を読むと、壇ノ浦の戦いで活躍した源「義経の八艘飛び」にかけたもの、駄洒落だそうです。アハハ。

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他の図柄もこの調子で面白く、ひととおり絵と文を楽しんだ後、お稲荷さんにお賽銭を献上し、「五穀豊穣」「商売繁盛」を祈願して帰ってきました。(Shio)



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2019年2月14日 (木)

黄昏の横浜

先日、横浜の「赤レンガ倉庫」で、馬に関するイベントが開かれ、北海道の友人がブースを出していたので、遊びに行きました。横浜は久しぶりです。

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赤レンガ倉庫の2号館。妻木頼黄の設計で1911年に竣工しました。倉庫としての役割を終えてからしばらく放置されていましたが、2002年にリニューアルオープンして、横浜の観光拠点として活躍中です。カフェやレストランが入っていて、この日も賑わっていました。

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裏に回ると鉄骨の廻廊が付いています。港に面して、荷物の受け入れなどをしていた部分でしょうか。この「長さ」が格好いいのです。

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近寄ってみると、鉄部のディテールが面白く、見飽きません。白く見えている天井部分も、平らではなく、緩くカーブしています。

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メッセ会場は、1号館のほうでした。こちらは主に文化的なイベントに使われています。レンガの壁を生かして、設備等を組み込んだ鉄骨の機能的な天井を組み合わせています。たくさんのブースがひしめいていました。

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友人のブースを訪ねて、しばらく喋った後、外に出るとすっかり夕方になっていました。1号館のシルエットと、暮れゆく空に浮かぶ月がきれいです。

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大桟橋まで散歩して振り返ると、黄昏の「横浜みなとみらい」のビル群。日が暮れるまで、ずっと眺めていました。(Nak)









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