2017年9月14日 (木)

目黒の家のリフォーム・その2

1階のリフォームが完成し、何とか引っ越しも終わった「目黒の家」。今度は、娘さん家族が住むために、2、3階のリフォーム工事にとりかかります。

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3階の和室は、屋根の形に合わせて天井も曲面です。今度も内装はほとんどそのままに、ベッドを入れて寝室として使うそうです。

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曲面はこんなところにも・・。階段上がり口の天井ですが、当時の大工さんが苦労して、合板で作ってくれました。特に傷みもなく健在です。

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建物の傷みが少ないのは、施主・ご主人の努力の賜物です。木製の窓枠なども、ご自分でヤスリを掛け汚れを落として、塗装しています。こんな記録も残っていました。

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今度こちらで暮らすことになるのは、若いご夫婦と小さな娘さん2人です。このダイニング・リビングも、形を変えずに、クロスの張り替えなどを行います。ここで育ったお母さんなので、使い勝手はよくご存じです。

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上の写真の中央にある丸柱には、こんな風に「背比べ」のマークが刻んであります。お母さんである娘さんと、隣に住むそのお姉さんの、子供のころの成長の記録です。これから、そのまた娘さんたちの「背比べ」の記録が加わっていくでしょう。(Nak)









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2017年9月 7日 (木)

ときがわの旅「低温乾燥庫」

前回ときがわの旅の続きです。

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最初の訪問先「協同組合彩の森とき川」には木材を天然乾燥に近い状態に仕上げるための低温乾燥庫があります。写真は昨年5月、石神井の家の材料検査の時のもので、完成直前の状態です。

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今年8月のグリーンエア工法研究会で職業能力開発大学校の定成先生から、「ぜひ皆さんも庫内の空気環境を実感してください。」とのお話があり、今回、室温35℃、湿度70%に設定された室内に入らせてもらいました。

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内壁には数か所、温度・湿度センサーの「おんどとり」が設置され、30m離れた事務所からデータを見ることが出来ます。乾燥中の杉の構造材、板材に囲まれて5分ぐらい滞在した感想を言えば、なかなか気分の良いサウナ状態というものでした。

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高温乾燥による木材の細胞組織の変化による内部割れや香り、風合いの損失を防いで、かつ十分に乾燥するための試みですが、ちなみにこの温度と湿度は、人間にとって熱中症の「暑さ指数」にエイヤッと換算すれば「33℃、危険」となります。(Shio)

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2017年8月31日 (木)

ときがわ町へ、小さな旅

先週末は、埼玉県「ときがわ町」へ小さな旅に出かけました。今、住まいを計画中のOさん、木の家だいすきの会・事務局の山本さん、工務店(株)クオリスの鈴木さん、も一緒です。

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はじめに訪問したのは、木材の「協同組合彩の森とき川」です。地元の山で採れた木材を製材、乾燥、保管している様子を見せてもらい、代表の田中さんからは、木材にかける熱い思いをたくさん話して頂きました。

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同じ杉でも、木の部位による性質や色の違い、使い途による製材寸法の違いがあることなど、わかりやすく説明してもらいました。床材になる厚さ30㎜の杉板なども実際に触れて、感触を確認できました。

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お昼は近くのうどん屋さん「やすらぎの家」へ。明治31年に建てられた古民家を移築したそうです。もちろんうどんは美味しく、お値段もリーズナブルでした。

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午後からは、手作り家具の「羽工房」へ行きました。ダイニングセットや食器棚などの下見と相談です。「くるみ材」がメインの素敵な家具が色々並んでいます。

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椅子に実際腰かけて、座り心地を確かめました。ちょっとした寸法の違いで感覚が変わることに驚きました。座面の細かい溝と背もたれのカーブ、がポイントです。

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最後は小川町のGさんのお宅訪問です。今回ご一緒した工務店(株)クオリスさんが5年前に工事を手掛けた住宅で、設計はアトリエヌック。どちらもNPO木の家だいすきの会のメンバーです。リビングの吹き抜けが開放的な、とき川の木を使った風通しの良いお宅でした。
見どころが盛りだくさんの「小さな旅」を終えました。(Nak)










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2017年8月24日 (木)

「中野」の近況

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残暑お見舞い申し上げます。

春を待つふたつの校舎」で紹介した区立中野中学校の体育館の窓には、「祝 関東大会出場 卓球部 福田晴美さん」の垂れ幕が下がっています。遊歩道の入り口に、統合前の我が母校「中央中」の校歌が石碑になっているのに気が付きました。

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この中野中学校の南隣の空き地が、この春にようやく、「中野四季の森公園」の拡張部として整備され、公開されました。現在は主に「グルメ芸人祭」などのイベント広場として使われているようです。

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サンプラザの南側、5年前の「中野駅北口の現在」でお知らせした時にイベント広場であった場所は、路線バスのロータリーに変貌しました。野方駅、八成小学校、井草一丁目行の停留所はここに移りましたので、ご注意を。

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中野の新しいパークアベニュー、四季の森公園では恒例の「中野セントラルビアパーク×キリン一番搾り」で賑わっています。一部の樹木にはミスト発生装置が取り付けられて、涼しげな雰囲気を作りだしています。ビアパークは「好評につき、9月末まで延長決定」とのこと、ご注意を!(Shio)

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2017年8月17日 (木)

心地よい冷房システム体験

先週末、代々木公園の近くにあるピーエス暖房機のショールームに、うかがいました。放射型(輻射型)冷暖房システムの「冷房」機能を体験するのが目的です。

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白いスクリーンを構成しているフィンの中に冷水が通っていて、表面から冷気が伝わってきます。木陰や洞窟の中にいるようなひんやりした感じ、と説明されました。表面には水滴が付いていて、ちょうどコップの表面が結露したような状態ですが、これで室内の湿気を自然に除湿しているとのこと。

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今回は、住まいを計画中のお客様とご一緒しましたが、ショールームに一歩、足を踏み入れた途端に、すーっと気持ちの良い涼しさに包まれた、とおっしゃっていました。パネルの掃除の仕方、温度調整の仕方なども、熱心に質問されていました。

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フィンの奥行きがあるので、見る角度によって視線がさえぎられたり、向こうが見通せたり変化があります。冬はこのパネルに温水を通してマイルドな暖房機になるので、一番寒いころに訪問して暖房体験をする予定です。

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洋服掛けとパネルを組み合わせた家具の展示品。こちらはフィンに低温の暖房を仕込んで、衣類の除湿をするのだとか。その他、漆喰壁の中にパネルを組み込んで壁本体を冷暖房する等、様々な試みを行っているようです。(Nak)







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2017年8月10日 (木)

「戦争」の展示をハシゴする

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8月6日日曜日。新宿西口の住友ビル(三角ビル)48階にある「平和記念展示資料館」へ「漫画でたどる引揚げ展」を観に行きました。ちばてつや等11人の漫画家が子供の頃に体験した戦争と引揚げを描いた作品が展示されています。

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8月7日月曜日。昼食を中野区役所の食堂でとりました。1階の区民ホールで平和企画展示「広島・長崎の原爆記録写真」を観ることが出来ました。14日から16日は同じく1階の特別集会室で「平和資料特別展示」も行われるとのことです。

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8月8日火曜日。二駅ほど足を延ばして、この日は杉並区役所へ行きました。1階ロビーで催されている「原爆と人間展」です。ここでは、原爆が爆発した高度がスカイツリーと比較されて図解されていました。広島が580m、長崎が503mでスカイツリー(634m)より低いところで爆発したことを知りました。

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写真以外の展示でもうひとつ、実感として恐怖を感じたのがこの広島に落とされた原子爆弾「リトルボーイ」の原寸模型です。その威力と比較して、長さ3.2m、直径71㎝はあまりにも小さかった。なお、先月、国連で採択された核兵器禁止条約に、日本は加盟すべきだと思っています。(Shio)

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2017年8月 3日 (木)

南木曽への旅

中央高速道を約270km往復して、伊那・南木曽方面に出かけました。初めて訪れた「妻籠宿」。江戸時代の宿場町の面影を残す町並みが保存されています。「電柱」はありません。

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妻籠宿の人たちは、昭和40年代前半に町並みを守る運動に率先して取り組み、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、その保存事業によって景観が維持されています。ここでは民宿や、飲食店、土産店などが営まれ、人の「生活する」町並みが見られます。

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軒先の花飾りです。秋、藁に渋柿を入れて干した後、取り出した穴に花瓶を入れて花を飾ったものだそうで、みんな足を止めて見ていました。

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囲炉裏のある間の、ひび割れた土壁が格好良いです。

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公開されている「脇本陣」の座敷では、旧暦で祝う七夕の竹飾りが飾られていました。ちょうど外人さんのグループが来ていて、珍しそうに記念撮影をしていました。

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あまりの暑さに、茶店に飛び込んで「かき氷」を食べました。クーラーはなくとも、あっという間に涼しくなりました。日本の夏・・満喫というところでしょうか。(Nak)







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2017年7月27日 (木)

原寸ゴジラ

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先月の日曜日、新宿へ出る用事があって、新宿東宝ビル8階のカフェテラス「ボンジュール」で昼食をとりました。昔、早慶戦の夜に池に飛び込んだりした、歌舞伎町の新宿コマ劇場があった所です。

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ここの屋外テラスにゴジラが頭を出しています。地上から高さ52m、1954年の「ゴジラ」第1作の身長とほぼ同じです。ネットの情報に依れば、造形は1992年の「ゴジラVSモスラ」の平成ゴジラがモデルとか。

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1954年(昭和29年)当時、東京タワーはまだ建設されておらず、ゴジラが襲った国会議事堂の高さが65.45mで、怪獣の巨大さを現す定規の役割を果たしていました。

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1984年の復活「ゴジラ」では、80mに成長(?)して、この年竣工したばかりの有楽町マリオンを壊しましたが、このセンタービルが高さ約75mで定規になっています。そのカーテンウォールにゴジラがゆらゆら映るシーンは特撮マニアにとって、衝撃的でした。
ちなみに2016年の「シン・ゴジラ」第4形態は身長118.5mだそうです。(Shio)

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2017年7月20日 (木)

目黒の家のリフォーム・Ⅱ

先日リフォーム工事が竣工した「目黒の家」の1階は、元はご両親の住まいだったので、水回りの設備等はだいぶ古くなっていました。今回、空間の用途を大きく変更しましたが、設備類もずいぶん新しくなりました。

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施主ご主人のこまめなメンテナンスのおかげで、28年目とは思えないコンクリート打放しの外壁や玄関廻りです。今回、庇はステンレス製になりました。

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玄関の収納もすっきりと出来上がりました。上り框は以前のままで、床をナラの無垢材に張り替えました。

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ご両親が使われていたダイニングキッチンです。キッチンセットは28年前のクリナップ製。

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このダイニングキッチンは「寝室」に変身しました。上の写真の反対側になりますが、洋服収納などもたっぷり作りました。窓はそのままで、防音用のインナーサッシを付けました。

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浴室は落ち着いたグリーン系のタイル張りでした。冬はかなり寒かったようですが、ご両親は構わず使われていたようです。

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今回はパッと明るい、ホワイトの浴槽とタイルです。平面形状の関係でユニットバスは入らず、在来の浴室ですが、温水床暖房と暖房乾燥機を付けました。冬が楽しみです。(Nak)

















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2017年7月13日 (木)

石神井の家の半年点検

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今週の火曜日は「石神井の家」へ半年検査に伺いました。斜面地という敷地条件から、基礎を深く設計しましたが、ステンレス製の換気スリットと防水塗料が効果を発揮して、床下は十分に乾いていました。ひと安心。

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南西に開けているこの場所では、特に午後の西日対策が重要でした。それで、2階の窓の両側の上下に短い物干し金物を設置し、夏場は竿を通して簾を固定出来るようにしました・

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1階の掃出し窓対策としては上記下段の竿に農業用の遮光ネット(遮光率80%とか)を架け渡し、庭に立てられたガーディニングのアーチに結び付けられていました。後付けのテラス囲いの日除けにもなっています。

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日当たり充分の庭には植栽や鉢植えが、立体的に並べられていました。サツマイモの葉っぱが緑のカーテンを登っていて、アーチに吊るされた袋状のネットには、小ぶりの西瓜が人工授粉で実を結び、目の前に浮かんでいたのが愉快な光景でした。(Shio)

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