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2016年2月

2016年2月25日 (木)

入曽の家の断熱工事

入曽の家は、セルロースファイバー吹込みによる壁の断熱工事が終わりました。

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壁の間柱の間に張ったシートの裏に、断熱材が充填されています。押してみると、手が弾き返される感じがするくらい、きっちりと入っています。

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日当たりの良い、2階の居間になる空間です。壁は、この上に石膏ボードを張り、左官屋さんがプラスター薄塗で仕上げる予定です。天井は、まだ養生紙が貼ってありますが、梁を少し見せています。

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シートの穴から壁の中にセルロースファイバーを吹き込んでいるところです。新聞古紙を再利用した自然資材の断熱材で、麻の繊維を配合して、時間経過による沈下を防止しているとのことです。断熱工事の担当は(株)マツナガです。

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帰り道沿いの畑では、梅が咲いていました。風は冷たくても、春は近づいています。(Nak)

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2016年2月18日 (木)

恩地孝四郎邸のこと

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昨年の11月と先月末に大好きな版画家であり、装幀家の恩地孝四郎の二つの展覧会に行った。東京ステーションギャラリーの「月映(つくはえ)-版画に込めた魂の叙情詩」と東京国立近代美術館の「恩地孝四郎展-形はひびき、色はうたう」(今月28日まで開催)です。

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今から26年前、荻窪の恩地邸に伺って、御長男の邦朗さんにお会いしました。杉並区から「大田黒公園周辺地区景観まちづくり」の委託を受け、地元の方による懇談会の打ち合わせのためでした。恥ずかしながら、その時まで恩地孝四郎のことを知りませんでした。

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御家族が1932年(昭和7年)に荻窪に転居され、以後住まわられていた恩地邸は、建築家フランク・ロイド・ライトのお弟子さんで、自由学園を設計した遠藤新の作品。版画の現物や画集とともに、玄関周り、応接室、アトリエを案内していただきました。(写真は昨年4月撮影)

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「うちを建てて貰った建築家の遠藤新氏が、よく手入れのした庭なんてものはさんぱつした頭みたいなものだと警句を吐いていたが、大いに同感した。と同時にさんぱつをしない遠藤さんの頭を意識して又愉快であった。」(恩地孝四郎「工房雑記」より)Shio

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2016年2月11日 (木)

「竹塀」製作中

「茶室のある家」では、茶庭の工事が進行中ですが、先日は竹塀が組まれているところでした。1
造園屋さんが二人でコツコツと仕事をしています。元々あるブロック塀を塗装し、その前に竹塀を作ります。左側は待合の腰掛です。

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両側に立てた丸太に溝を掘り、細い竹をこのように1本づつ落とし込んでいます。

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出来上がったところは、茶庭にふさわしい繊細な印象です。材料の竹の太さを揃えるのもなかなか大変では、と思いました。

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庭木や踏み石の配置も含めて、現場で実際に組み立てながらの仕事です。このあと、蹲踞を置き、枝折戸を付けたり植栽を整えて、茶庭が出来上がる予定です。(Nak)




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2016年2月 4日 (木)

入曽の家の中間検査

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「入曽の家」へ向かう大通りをひとつ曲がると、正面に真言宗御嶽山金剛院がありました。創立年代は鎌倉時代が始まる頃らしいのですが、左右非対称なのが庶民的で「いいね!」

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先々週の金曜日に、確認検査機関による「まもりすまい保険」の中間検査があり、工事監理者として立ち会いました。内装工事の下地を張ってしまうと見えなくなるところが検査対象です。

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検査官は構造と防水に関するところをチェックしていきますが、こちらは設計の段階で悩んだ個所や大工さんが工夫したディテールに目がいきます。

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写真は上から、バルコニーのはね出しの組立て、トイレのタオル掛けを取り付けるための下地板、軒先に隙間があるのは、この上にある通気垂木に外気を通して屋根の熱を取り去る仕掛けです。

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はね出したバルコニーに50分の1の水勾配をとるのに、根太の高さを変えるのではなく、梁に添えた厚板で調整しているのは現場の工夫で、ちょっと感心しました。検査は合格。(Shio)




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