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2016年3月

2016年3月31日 (木)

茶庭が完成

「茶室のある家」の茶庭が出来上がりました。2月の初めに竹塀を作り始めてから、踏み石を配置し、植栽を整え、細かいところを残してほゞ完成です。茂原市の「深山造園」さんが手がけました。

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踏み石も、自然な感じを残しつつ、足元が危なくない様に組み立てられています。手前にある待合から露地を奥に進むと、小間の「躙り口」があります。

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足元の土間は「深草洗い出し」仕上げ。京都の深草土・砂利にセメントと水を混ぜて練ったものを塗り、後から洗い出して仕上げています。深草土をふるいにかけ、使える部分を取り出すのにも手間がかかるそうです。

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突き当りの戸の向こうは、住まいのサービススペースと庭につながります。仕切りを境に、全く別の世界が現れるのが面白いところです。

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この竹塀の向こうは道路です。手前にあるのは、竹でカバーしてた水栓柱。背景にうまく溶け込んでいます。造園屋さんの技とアイディアが随所に光る「茶庭」です。(Nak)

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2016年3月24日 (木)

「サーカスはリヤカーに乗って」オキナワへ

Jpg

サーカス資料館

国際サーカス村協会の村長、西田敬一さんと沢入国際サーカス学校の卒業生「ヨシ&ナナ」、「ケンタ」の3人のクラウンが、リヤカーを載せた車で7日に那覇に到着。9日から米軍の新基地建設に反対する名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前テントで公演を行っていました。

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3月10日、雨が降ったり止んだり。宜野湾の「沖縄の家」から施主の車に乗っけてもらって1時間ちょっと、ゲート前に到着、合流しました。6日前に政府が福岡高裁那覇支部の和解案を受け入れたため、工事車両の出入りは無い模様。

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落ち着いた雰囲気の中で、地元の方による、油断できない現状の解説や一橋大学の院生のスピーチ、沖縄民謡「芭蕉布」の熱唱などに続いて、この日は雨のためリヤカーは使えませんでしたが、ピンやボールのジャグリング、高下駄などの演目が披露され、多くの喝采を博していました。その夜、高江へ移動。

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国頭郡東村高江は、辺野古からさらに車で1時間ちょっと、映画「標的の村」に出てくる小さな集落です。2007年7月、集落を取り囲むように米軍の軍事訓練のためのヘリ(オスプレイ)パッド建設が始まり、人々は座り込んで抗議と抵抗が9年間続けられてきたのでした。

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3月から6月は国の特別天然記念物のノグチゲラの繁殖期のため、騒音、振動の出る建設工事は中止されているそうで、反対テントものんびりしていましたが、地元の保育園の子供たちが駆けつけてくれました。その笑顔が本当に良かった。(Shio)
注:話せば長くなるので、リンクを貼って、説明のつもりです。クリックしてみて下さい。

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2016年3月17日 (木)

2016年3月の沖縄の家

東日本大震災、その地震による福島第一原子力発電所の過酷事故から5年目の3月11日を僕は、沖縄で迎えました。

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鉄筋コンクリート2階建てのこの住宅は、市域の1/4を米軍の普天間基地が占める宜野湾市にあります。外観はこのブログの「沖縄の家の四半世紀」と、「沖縄の家、化粧直し完成!」で紹介しています。是非クリックしてください。

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吹き抜けの煙突効果を狙って、家の真ん中にある階段室には引違い窓、すべり出し窓等、たくさんの木製の開口部を設けて、視覚的にも風の通り抜けを意識しました。

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1階の広いLDKは、32年の開けっぴろげの生活が創りだした、沖縄独特の解放感があります。東京でちぢこまった毛穴がゆっくり開いていくような。

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駐車場兼アプローチ兼愛犬の小屋には、手作りの木製パーゴラが架けられていました。寅さんの25作目「ハイビスカスの花」にも見られるように、沖縄では日影が実に貴重です。

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高校の教員で、日本史を担当していた施主(大学時代の友人)に琉球、沖縄の歴史と現状を教わりながら、米軍の新基地建設に反対する名護市・辺野古のキャンプ・シュワブゲート前テント、および、ヤンバル東村・高江のヘリパッド建設反対N1テントに行きました。

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ここで、「沢入国際サーカス学校 旅がらす公演パート3 足尾からオキナワへ”サーカスはリヤカーに乗って”」に合流したのですが、続きは次回。(Shio)








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2016年3月10日 (木)

春の入曽・散歩

「入曽の家」の現場打ち合わせの帰り、お天気が良いので、回り道をして歩いてみました。駅の北、不老川のほとりに「七曲井」(ななまがりのい)がありました。

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直径26m深さ10m程のすり鉢状の井戸で、中央の井筒部は松材を井桁に組んであります。脆い地層を掘るのが難しいため、粘土層まで一旦掘り下げ、改めて垂直に井戸を掘った様です。9世紀後半から10世紀前半に武蔵国府により掘られたと考えられているそうです。

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傍らの案内板にあった、調査による元の形の図面です。底に降りる道が曲り道になっているので、この名前が付いたとのこと。この様な形は、武蔵野台地に古くからある「まいまいず井戸」としてよく見られます。

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駅へ向かって歩いていくと、街角に気になる民家があり、「ギャラリー入曽」という看板が出ていました。何やら人も集まっています。

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のぞいてみたら「お雛様」でした。地元のサークル等で作っている「つるし雛」とお内裏様が飾られ、華やかです。手作りの和風小物なども販売しており、春の雰囲気にあふれていました。(Nak)







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2016年3月 3日 (木)

U研究室に関する3冊の本

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先週、「今日は、よく歩いた 松崎義徳」という新書版の本を送っていただいた。U研究室の創設メンバーのひとりで、2002年に亡くなった松崎さんのことばとスケッチ、多くの方の追悼の言葉が寄せられている(僕のも)。表紙は八王子大学セミナーハウスの配置図。

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新書版「好きなことはやらずにはいられない」は副題に「吉阪隆正との対話」とあるように、U研究室の主催者、故早大教授吉阪先生の語録集。と言ってもパートナーの大竹十一さん(旦那)、上記の松っつあん、OBの樋口裕康さん達の言葉や、スケッチ、写真、図版が豊富で眺めるだけでも楽しい。アルキテクト編集、発行 建築技術、税別1500円。

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3冊目は現在、国立近現代建築資料館で開催中の「みなでつくる方法 吉阪隆正+U研究室の建築」展の図録。B5版55ページの小冊子ながら、原図をカラーでスキャニングした図版は、鉛筆や擦筆(さっぴつ)でこれでもかと表現されたその迫力の一端が伝わってきます。表紙はヴェニス・ビエンナーレ日本館の1階平面図。

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そしてその中の1ページ、「箱根国際観光センター競技設計 天の広場平面図」です。図録は資料館事務室で配布していました(無料)。展覧会は3月13日(日)まで。

なお、最初の「今日は、よく歩いた」は1冊1,000円(消費税込み、送料別)で購入できます。3冊すべてに尽力された齊藤祐子さんの「サイト一級建築事務所」、site21@nifty.com まで数量、送り先をメールでお知らせください。(Shio)

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