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2016年6月

2016年6月30日 (木)

さて、選挙に行く前に。

選挙が近づいてきました。自民党とその仲間たちが2/3の議席を獲得すれば、間違いなく憲法を変えようとするでしょう。それが結党以来の彼らの悲願だそうですから。

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それで、「自民党改憲草案」(以下「自民党案」)です。9条の二に内閣総理大臣を最高指揮官とする「国防軍」の規定が新設されることは知っていましたが、今回「えっ、えー!」と驚愕したベスト5。(写真は本文と関係ありません。箸休めです。)

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NO1.(現行憲法99条)天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。
→(自民党案102条)全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。2 国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。 

NO2.(現行憲法97条)この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
→(自民党案)削除

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NO3.(現行憲法)無し
→(自民党案98条)内閣総理大臣は、(略)・・閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。 2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。(以下省略)
→(自民党案99条)緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定できるほか、(以下略) 3.緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、・・(略)・・措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。(以下略)

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NO3.(現行憲法13条)すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
→(自民党案13条)全て国民は、として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。

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NO3.(現行憲法21条)集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
→(自民党案21条)集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。2 前項の規定にかかわらず公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社することは、認められない。

下線や太文字は僕が驚いた部分です。さてさて、他にも「象徴」が「元首」になったり、「2/3以上」が「過半数」になったり、後になって「知らなかった。」では済まないことが色々ありそうです。選挙に行く前に、ネットや書籍で再度、検索!(Shio)

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2016年6月23日 (木)

斜め張りの見学会

所沢で建築中の住宅の構造見学会に行きました。こちらは、参加しているNPO「木の家だいすきの会」のメンバーであるアトリエヌックの設計、当麻工務店の施工です。
一昨年から「木の家だいすきの会」で研究・開発してしているグリーンエア工法で、床や屋根に杉の無垢材を斜めに張ることで、合板を使わずに強度を保つ方法を実際に行っているので、その様子を見学させてもらいました。2
外壁はラス下地を張り終えたところでした。総二階、60坪ほどのお宅で堂々としています。スイスの大きな山小屋を思い浮かべました。

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木材はすべて手刻み加工とのこと。小屋組みと屋根の斜め張りの野地板のバランスの良さに皆さん感心していました。見学者は工法開発の研究会に参加したメンバーなので、実験の結果が実際の現場にどう応用されるのか興味深く、活発な意見交換がありました。

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床は幅10.5㎝、厚さ3㎝の杉の板を、隙間を空けて張っています。一般流通材を使い、上から釘打ちしているところがポイント。この上に仕上げのフローリング等を張っていきます。

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こちらの現場は外壁に構造用面材は使わないので、間柱の外はすぐにシートとラス下が張ってあります。光が透過する様子が障子のようで、美しい。色々と勉強になった見学会でした。(Nak)




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2016年6月16日 (木)

青梅の看板建築?

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5月から6月に掛けて、青梅に出かける用事がありました。には10年前にも来たことがありましたが、街の路地までゆっくり歩くのは初めてです。屋根にトラックが乗っている建築にまずびっくり。看板は「未知との遭遇」の猫ヴァージョン。楽しげな予感がしました。

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商店街に出ると、あちこちのお店屋さんや街角に懐かしい映画の看板が掲げられて、昭和の雰囲気を演出しています。「ニューシネマ パラダイス」のパーゴラ庇の下には名匠小猫安二郎監督「東京物語」(?)の看板も。

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さらに、多摩川に向かって路地を入ると、嵐寛寿郎主演、「鞍馬天狗・御用盗異変」の看板を掲げた、宿場町の料亭風古民家がありました。「とんかつ」という響きが映画にも建築にも良い味を出しているような。

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「第三の男」とマリリン・モンロー「お熱いのがお好き」のパロディ看板が掛かっている蔵造の建物は「青梅赤塚不二夫会館」。なお、建築学会的に「看板建築」という場合は、正面を銅板やタイル、モルタルなどで装飾した木造店舗併用住宅のことで、

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これが本当の看板建築。青梅ではなくて、秋葉原の海老原商店。昭和3年竣工とか。(Shio)



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2016年6月 9日 (木)

家具とカーテン

「入曽の家」は無事に引き渡しが終わり、外構の工事中です。お引っ越しはこれからですが、施主ご夫妻は毎日のように、荷物を少しづつ運んでいらっしゃいます。

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カーテンも付きました。大きな掃出し窓が連続しているので豪華な感じがします。開け放つと風通し抜群です。

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このリビングルームには、杉で作ったTV台が入りました。幅150㎝、高さ40㎝。杉の床に良くなじんで、暖かい雰囲気です。

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2階洋室の窓の前は、奥様の書斎スペースです。こちらも杉で作ったカウンター机が入りました。窓からの眺めも楽しめそうです。こうして少しづつ、施主ご夫妻の好みの住まいになっていくのも楽しみです。(Nak)





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2016年6月 2日 (木)

飯能のプレカット工場

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木材の材料検査に引き続き、石神井の家の報告です。先週、木材の加工の打合せで、飯能市芦苅場の飯能木材団地にある、日本住建(株)のプレカット工場に足を運びました。

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既に、メールでの図面のやり取りを繰り返し、最終打合せと工場検査を兼ねた訪問です。広い敷地の中にある、杉下見板張りの事務所棟は築27年で、なんと鉄骨造でした。

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ひと昔前は、大工さんの下小屋に赴いて、板図を眺め、墨付けや手刻みの手際の良さに感心していたものでしたが、今回はコンピュータ制御の加工機がとても高価なことに感心しました。

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仕口、継手が加工された木材の片隅に、構造用合板のための「釘打ち位置指示用ガイドベニア」(?)がありました。15㎝ピッチに開けられた孔から、合板一枚一枚にマジックで印を付けていきます、人間が。いいね。(Shio)

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