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2016年9月

2016年9月29日 (木)

「ゴジラ」の4冊

ゴジラの全く新しい映画「シン・ゴジラ」が、この夏公開された。これから観る人もいるかもしれないので、今回は「ゴジラ」の話です。

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1954年(昭和29年)11月3日に公開された「ゴジラ」の原作は、推理作家の香山滋が映画のために書き起こした「G作品検討用台本」で、この本「怪獣 ゴジラ」は54年の7月から9月に放送されたラジオの台本が元になって作られ、同年10月25日に刊行されたものの復刊です。

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そして、この漫画「ゴジラ」所収の絵物語「ゴジラ」も、公開前の9,10月号の雑誌「おもしろブック」に掲載されたそうで、映画の宣伝、予告編を兼ねていたのでしょうが、ネタバレどころではありませんね。挿画の阿部和助は映画のゴジラのキャラクター原案を描いた人です。(この本には、あの杉浦茂の「大あばれゴジラ」なども入っています。)

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人類の味方になって、いつの間にか姿を消してしまった昭和ゴジラに変わって、約10年ぶりに現れた「ゴジラ」は、原水爆の実験の影響で誕生した初代の後継者として、核物質を求めて、原子力潜水艦や原子力発電所を襲う、凶悪怪獣と化していました。公開は昭和59年ですが、後にシリーズとして続いたため、平成ゴジラと呼ばれています。(本は「平成ゴジラ大全」)

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このシリーズにも漫画家が関わっていたことを、この「ゴジラ狂時代」で知りました。特撮スタッフたちの汗と涙の半生が漫画で描かれていますが、作者の西川伸司さんは、バラと人間とゴジラの遺伝子操作で生まれた怪獣ビオランテなどのキャラクターデザインを手がけた方でした。
そして、第3世代の「シン・ゴジラ」。果たしてシリーズとなるのでしょうか?(Shio)

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2016年9月22日 (木)

秋祭り2016

先週末は地元の-「北野神社」例大祭-でした。土曜日は宵祭。町内会の神輿が練り歩きます。

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お祭り本部の前でみんな集まって出発を待っています。小さな子供神輿の前で記念撮影する子の法被姿が可愛いです。付添いのおとなたちも大勢、子供達より多い?

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神輿を先導するお囃子のトラック屋台が、我事務所の前を通っていくところ。お囃子を受け持つのは「新井囃子連」の子供たちです。中野に古くから伝わっていたものの、一時伝承が途絶えていた「新井囃子」は、平成元年に地元の有志により復活しました。子供たちは1年間、一生懸命に練習しているそうです。

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子供たちは青い法被、大人の法被の背中には町会の名前が染められていてなかなかカッコいいです。

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一回りしてきた後には、心づくしの美味しいものが、みんなを待っていました。

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夜は大人たちの「万灯神輿」です。丸い提灯の下がっている家の前を一軒づつ練りながら、ゆっくり進んでいきます。毎日通る道も、幻想的な空間になったひと時でした。(Nak)








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2016年9月15日 (木)

サーカス資料館とディミトリーさん

NPO法人国際サーカス村協会の会報で、スイスのクラウン・パントマイムの巨匠ディミトリーさんの訃報を知りました。享年80歳。

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 最初にディミトリーさんの舞台を見たのは、1992年の3月。メルヘン・ツアーに参加して、群馬県東村(現、みどり市東町)の童謡ふるさと館でした。ドタバタではない、温かみのあるクラウン芸をそこで初めて見たのでした。

 94年の両国・シアターXで見た「夢劇場」では、両手を広げて空中に創りだす目には見えない「何か」を、そっと客席の子供に渡すシーンにひどく感動しました。

 95年11月に、ずっと探していたサーカス資料館の敷地が東村に決まり、設計が始まりました。

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96年5月には、国際サーカス村・村長の西田敬一さんとの設計打合せに、ワークショップで東村に訪れていたディミトリーさんも参加してくれました。父親が彫刻家で建築家とのことでした。

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そして、97年9月にサーカス資料館は竣工しました。その前夜祭の様子です。家族で参加され、「COMPLETE !」と言っていただきました。左は娘さんのマーシャさん。

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画家の高須賀優さんと絵を描いているところです。ディミトリーさんは絵本「ぼくのユモフォント」の作者でもあります。同じスイス人の建築家マリオ・ボッタを知っていますかと伺ったら、「友人です。」とのことでした。心よりご冥福をお祈りいたします。(Shio)

(注1)最初の写真は「マンスリー・ミキハウス」1991年6月号より。
(注2)ディミトリーさんの映像は「Dimitri  Clown」で検索すると、ユーチューブ等で見られます。英語版のほうがたくさんあります。

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2016年9月 8日 (木)

石神井の家・構造見学会

先日、NPO木の家だいすきの会主催で、「石神井の家」の構造見学会を行いました。2階建、延床面積約28坪の長期優良住宅で、地域材を使った「地域型住宅グリーン化事業」で建てられています。5月下旬に着工し、7月21日に上棟しました。

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午後は、主に建築関係者の見学で、若い設計者の方々がいらっしゃいました。壁のセルロースファーバー吹き込み断熱材の様子を見ながら、温熱環境設計の考え方について、また、骨組みを見ながら構造計画の課題等、色々話し合いました。

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みんなが立っている2階の床を1階から見上げたところです。30㎜の杉板斜め張り下地の上に、仕上げの床板・から松15㎜を張っているところが見えます。今回は、2階床下地に、合板の代わりに杉の厚板を張って、水平構面の床倍率を確保しています。

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柱や梁、斜め張りの板など、構造材は埼玉県都幾川の杉が中心です。材料を提供してくれた「協同組合・彩の森ときがわ」のTさん、プレカット担当の「日本住建」のOさんもいらっしゃいました。5月の材料検査を経て、建ち上がった状況を見ながら、木材調達、一次加工、中温乾燥、プレカットに至るスケジュール面の課題や苦労話、木材の乾燥についてなど、貴重な話もしていただきました。

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床のブルーシートの下は、このような斜め張りの床下地になっています。施工の笹森工務店・笹森さんからは、工事の際の苦労話などもしてもらいました。木材を提供する山の人、材料を加工する人、現場で作る人、設計者、コーディネーター、が実際の現場で顔を合わせて意見交換ができたことは、とても有意義でした。(Nak)







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2016年9月 1日 (木)

夏休みの小さな旅

この夏休みは遠出をせず、都内で楽しみました。その一つが、日本橋川クルージングです。日本橋の袂から出発し、東京湾に出て戻ってくる約一時間のコースでした。

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橋の袂の船着き場から船に乗り込みます。日本橋の中央に立つ、翼のある麒麟の像が飾られている青銅の照明塔が格好良いのですが、高速道に挟まれて気の毒。

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それなりにダイナミックで面白い高速道路の下、日本橋川を進んでいきます。船に屋根はなく、陽射しが強い時のために、麦わら帽子が備えてありました。この日は、雨が降りそうな天気で、そちらが心配でした。

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いくつか橋をくぐり、佃のリバーシティ高層ビル群が見えてきました。雨雲のような空模様を背景に、近づくと結構な迫力です。

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勝鬨橋の下を通ります。1940年に完成し、中央からはね上がる可動橋として有名ですが、1970年を最後に開閉は停止しています。また動かしたいという運動もあるそうです。

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ジッパーの様に見えるのが勝鬨橋の中央部分で、ここから開いて、両側がはね上がるわけです。鉄骨のディテールもきれいです。船から、上を行き交う車の底が見えました。

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日本橋川に戻ってきて、豊海橋をくぐります。梯子を横にしたような形で「フィーレンディール橋」という構造だそうです。こちらも鉄骨のディテールが良くできていました。
何となく見慣れているような気がするまちの景色も、こうして水面から見るとまったく違ったものになり、船の速度も心地よく、小さいながらも「旅気分」いっぱいの一時間でした。(Nak)















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