« キャベツとブロッコリー | トップページ | 「標的の島 風(かじ)かたか」を観て下さい! »

2017年3月23日 (木)

廃墟の美

先日、横浜の先、根岸まで足を伸ばしてみました。根岸森林公園内にある競馬博物館のギャラリーなどに立ち寄った後、広々した公園を散歩しながら丘を登っていくと、気になる建物が見えてきます。

Photo
この三つの塔のある建物は、「旧根岸競馬場一等馬見所(スタンド)」で、廃墟ファンの間でも有名なものとか。ここに競馬場ができたのは1866年で外国人が中心だったのが、やがて皇室や政財界の人々が加わり社交場の様になっていったそうです。この建物は、アメリカ人建築家J.Hモーガンの設計で1929年に竣工。「二等馬見所」と「下見所」の二つの建物は、老朽化のため解体されており、この建物だけが残っています。

1
古いお城の様な外観です。戦後は米軍に接収され、1981年に接収解除となりましたが、反対側(南側正面)は今でも米軍施設に隣接しているため、見ることができません(!)。
こちら側からは横浜の港方面の眺めも良く、芝生の上で、家族連れが楽しそうに過ごしていました。

Photo_2
スタンドの客席の形が良く解る西側面。この季節は、這い回る蔦の枝が不気味な感じですが、夏は緑の葉で覆われて、美しそうです。

Photo_3
エレベーターのタワーとのこと、近寄ると存在感がすごい。丸い窓をはじめ、凝ったディテールが昔の華やかさをうかがわせますが、開口部を塞いだベニヤ板や波板がとの対比が「廃墟感」をより強くしています。

2
前庭には、昔の写真や図面が沢山展示されています。その中の一つで、見ることのできない南側客席の立面図。図面も丁寧に書き込まれたものでした。何とか補修をしながら残してもらいたい建物です。(Nak)








|

« キャベツとブロッコリー | トップページ | 「標的の島 風(かじ)かたか」を観て下さい! »

建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 廃墟の美:

« キャベツとブロッコリー | トップページ | 「標的の島 風(かじ)かたか」を観て下さい! »