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2020年1月 9日 (木)

馬搬の競技会

林業と馬は、昔から深い関わりがありました。50年ほど前までは、伐った木材を山から搬出するために馬がよく使われていた様ですが、機械化が進み、ほとんどその姿は見られなくなりました。それでも細々と、その技術を受け継いでいる人たちが各地におり、山を傷めない、そして馬と一緒に働ける「馬搬」という仕事がまた注目されています。

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12月中旬、北海道十勝の牧場で「第1回馬搬馬術プレ競技会」が開かれました。馬で木材を運ぶ「馬搬」に携わる人や、関心のある人たちが集まり、馬に丸太を曳かせる技術を競おうというものです。何せ「第1回」なので、どんなことになるか興味津々で仲間が集まりました。

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まずは競技の練習から。指導するのは岩手の遠野市で馬搬の仕事をしている岩間さん。馬搬振興協会の理事でもあり、全国各地、海外も飛び回っている人です。林業が盛んなドイツやオーストリアでは、この馬搬の競技会もよく行われていて、人気があるそうです。今回は、カラマツ林で伐った丸太を馬に曳かせました。

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山の中で木を搬出するのは危険も伴うので、馬と呼吸を合わせ、立ち並ぶ木の間で大きな丸太を上手く動かさなければなりません。それにはかなり大胆、且つ繊細な技術が必要です。その中のポイントとなる「動き」をいくつか競技項目にして採点します。新潟・十日町の木こりのOさんがチャレンジ。

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馬の方向を変えて丸太をバックさせ、木のゲートを30㎝以上くぐらせる、という競技。ゲートは積み木状なので、ちょっとでも触ると崩れてしまいます。参加した大きな馬たちは山で働いている力持ちですが、人の指示をよく理解し、動いていました。

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こんなに小さなポニーも参加しました。見かけによらず力が強く、長い丸太も元気いっぱいで引っ張ります。やる気満々でした。

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こちらも小さなポニーですが、普段はイベントで馬車を引いたりしているのでやはり力持ちです。寝かせた丸太の上を、曳いた丸太を通過させる際に静止してバランスをとる、という競技項目を上手にこなして高得点でした。馬8頭、競技者含め人間約20人参加の賑やかで楽しい競技会でした。(Nak)

 

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