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2020年2月

2020年2月27日 (木)

景観の経過観察(前編)

「十八日は幸い晴れた。明子が、いままで飽きるほど通りすぎることはあっても、降りたことのなかった中野駅を、蕗子の兄の指示通り右側に出た。

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ちょうど駅前の広場に並んでいた「府立療養所」ゆきのバスには、乗客が乗りこむところだった。

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明子は迷わず、その列のあとについてバスに乗った。

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蕗子からの速達はもう着いていて、それには明子を安心させるようなことばかり書いてあり、それが彼女をおちつかせていた。

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バスは、高い鉄塔のいくつもいくつも立っている電信隊の塀に沿ってしばらく走り、それから、店々の並ぶ通りをぬけ、

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また、高い塀の長くつづく刑務所の外側を走りぬけてちょっとゆくと、林や畑のある風景の中にはいった。・・・」

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上記は、荻窪に住んでいた石井桃子さんの「幻の赤い実」の一節です。この中に出てくる刑務所が、豊多摩監獄が前身の中野刑務所で、この写真の通りをバスが走っていました。

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刑務所は35年前に平和の森公園になり、高い塀が無くなってすっきり開けていた景観が、今また、道路際のでっかい建物によって、変わりつつあります。

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その経過を、わが事務所の前からお伝えします。写真は上から、2019年9月27日、10月9日、10月11日、11月12日、11月28日、12月5日、2020年1月14日、2月27日。(Shio)

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2020年2月20日 (木)

どさんこ「カーキー」仕事する

どさんこ(=北海道和種馬)のカーキー(♀)は以前通っていた乗馬クラブの馬でしたが、閉鎖されたため、縁あって長野県佐久平の牧場で暮らしています。広い場所で餌もしっかり食べ、のんびり暮らしていましたが、今年に入って「障碍者乗馬」という大事な「仕事」をすることになりました。

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カーキーに乗るのは、手足が不自由で車いすに乗っているKanaちゃん。
以前からこの牧場に通い、乗馬を楽しんでいましたが、パートナーだった馬が昨年急逝し悲しい思いをしていたところに、新しい相手としてカーキーに白羽の矢が立ったというわけです。今回は2回目です。

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理学療法士さんやインストラクターにサポートされて、馬の背に乗ります。カーキーは背は低いのですが胴体は太目なので、足がうまく開かないと少々苦労します。カーキーはじっと待っています。

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両側から支えられながら、ゆっくり歩きます。馬の暖かい背に揺られていると、こわばっていた身体も次第にリラックスしてきて、バランスも良くなってきました。

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30分ほど乗って、ちょっと疲れたそうです。時折雪も舞う寒い中、頑張りました。カーキーも指示をしっかり聞いて、いつになく?真面目な顔で歩いていました。これなら障碍者乗馬の仕事を安心して任せられそうです。

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乗り終わって、何やら話し合うKanaちゃんとカーキー。2回目にして、お互いに信頼関係が深まったようです。これからも2人(?)で乗馬ライフを楽しんでください!(Nak)



 

 

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2020年2月13日 (木)

成城散歩・外伝-世田谷区役所

先週、成城の家の確認が新宿の指定検査機関で下りました。許認可の関係もあって何度か世田谷区役所にも足を延ばしました。

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三角形の広場を構成する区役所本庁舎と世田谷区民会館の設計監理は東京文化会館の前川國男建築設計事務所。

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竣工は区民会館が1959年、第一庁舎が1960年、第二庁舎が1969年。現在、建て替え計画が進んでいて、今月5日に実施設計概要(案)が公表されました。

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先月行った時には、庁舎1階のエントランスホールに基本設計案の模型と、コンセプトをまとめたパネルが展示されていました。

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それを見た限りでは、区民会館のホールは保存される予定のようですが、広々としたピロティの継承は難しそうでした。

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行き帰りは小田急線の豪徳寺駅で世田谷線に乗り換えましたが、車両には豪徳寺の招き猫。(shio)

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2020年2月 6日 (木)

緑の丘とアリーナ

2018年に建て替わってから、なかなか行く機会のなかった早稲田大学の体育館をのぞいてみました。良く晴れて暖かい冬の日、試験期間の様で、学生はあまりいません。

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入学式や卒業式も行う大きな体育館があったところは、こんな芝生の丘になっていました。水も流れていて、遊歩道をのんびり歩けます。

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誰でも入れるので、子供が元気に走り回っています。時期的にちょっと「緑」が不足してますが、自然の心地よさは味わえます。


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庭に面したガラス張りの建物の1階に「スタバ」があったので、ひと休み。ガラス越しに日の当たる庭を見ながら、コーヒー飲んでのんびり読書などしていると、贅沢な気分になります。街中の店舗とはひと味違った雰囲気でした。ガラスの外にもテラス席があり、気持ちが良さそうです。

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テラス席のあたりから文学部の建物が見えます。この庭は「戸山の丘」と名付けられています。
そして、あの大きな体育館はどこに行ったのか、というと・・・。

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丘の横にある広い階段を下りて行くと、広いアリーナがありました。

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庭園の下にアリーナが埋まっていることになります。バスケット、バレーコートが2面、バドミントンコートが5面。

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収容人員は6000名で、以前の体育館より1000名増えたそうです。これだけの大空間が、のんびりした緑の丘の下に埋められていることに感心しました。(Nak)

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