住宅

2017年8月17日 (木)

心地よい冷房システム体験

先週末、代々木公園の近くにあるピーエス暖房機のショールームに、うかがいました。放射型(輻射型)冷暖房システムの「冷房」機能を体験するのが目的です。

2
白いスクリーンを構成しているフィンの中に冷水が通っていて、表面から冷気が伝わってきます。木陰や洞窟の中にいるようなひんやりした感じ、と説明されました。表面には水滴が付いていて、ちょうどコップの表面が結露したような状態ですが、これで室内の湿気を自然に除湿しているとのこと。

22
今回は、住まいを計画中のお客様とご一緒しましたが、ショールームに一歩、足を踏み入れた途端に、すーっと気持ちの良い涼しさに包まれた、とおっしゃっていました。パネルの掃除の仕方、温度調整の仕方なども、熱心に質問されていました。

2_3

フィンの奥行きがあるので、見る角度によって視線がさえぎられたり、向こうが見通せたり変化があります。冬はこのパネルに温水を通してマイルドな暖房機になるので、一番寒いころに訪問して暖房体験をする予定です。

2_5
洋服掛けとパネルを組み合わせた家具の展示品。こちらはフィンに低温の暖房を仕込んで、衣類の除湿をするのだとか。その他、漆喰壁の中にパネルを組み込んで壁本体を冷暖房する等、様々な試みを行っているようです。(Nak)







| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月20日 (木)

目黒の家のリフォーム・Ⅱ

先日リフォーム工事が竣工した「目黒の家」の1階は、元はご両親の住まいだったので、水回りの設備等はだいぶ古くなっていました。今回、空間の用途を大きく変更しましたが、設備類もずいぶん新しくなりました。

Photo_2
施主ご主人のこまめなメンテナンスのおかげで、28年目とは思えないコンクリート打放しの外壁や玄関廻りです。今回、庇はステンレス製になりました。

2
玄関の収納もすっきりと出来上がりました。上り框は以前のままで、床をナラの無垢材に張り替えました。

2_4
ご両親が使われていたダイニングキッチンです。キッチンセットは28年前のクリナップ製。

Photo_3
このダイニングキッチンは「寝室」に変身しました。上の写真の反対側になりますが、洋服収納などもたっぷり作りました。窓はそのままで、防音用のインナーサッシを付けました。

Photo_4
浴室は落ち着いたグリーン系のタイル張りでした。冬はかなり寒かったようですが、ご両親は構わず使われていたようです。

2_5
今回はパッと明るい、ホワイトの浴槽とタイルです。平面形状の関係でユニットバスは入らず、在来の浴室ですが、温水床暖房と暖房乾燥機を付けました。冬が楽しみです。(Nak)

















| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月13日 (木)

石神井の家の半年点検

Cimg4355

今週の火曜日は「石神井の家」へ半年検査に伺いました。斜面地という敷地条件から、基礎を深く設計しましたが、ステンレス製の換気スリットと防水塗料が効果を発揮して、床下は十分に乾いていました。ひと安心。

P7110032

南西に開けているこの場所では、特に午後の西日対策が重要でした。それで、2階の窓の両側の上下に短い物干し金物を設置し、夏場は竿を通して簾を固定出来るようにしました・

P71100181

1階の掃出し窓対策としては上記下段の竿に農業用の遮光ネット(遮光率80%とか)を架け渡し、庭に立てられたガーディニングのアーチに結び付けられていました。後付けのテラス囲いの日除けにもなっています。

P7110009

日当たり充分の庭には植栽や鉢植えが、立体的に並べられていました。サツマイモの葉っぱが緑のカーテンを登っていて、アーチに吊るされた袋状のネットには、小ぶりの西瓜が人工授粉で実を結び、目の前に浮かんでいたのが愉快な光景でした。(Shio)

保存

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月22日 (木)

目黒の家のリフォーム

「目黒の家」1階のリフォーム工事が完了しました。このお宅はコンクリート3階建てで、竣工は1989年です。高齢のご両親を見送られたシニア世代の施主が、今回ご自分たちの住まいとして、ご両親が住んでいた1階をリフォームしました。

Photo
手前と、真中の木の格子がついているバルコニーは今回リフォームした「目黒の家」。奥は昨年竣工した「目黒の家その2」で、娘さん家族の住まいです。

Befor2
ご両親が使っていた家具はダークな色調で、落ち着いた感じのリビングルームでした。

Photo_2
今回は、ナラ無垢材のフローリングとプラスター塗りの壁で明るい感じになりました。前からあるステンドグラスの前は造り付けカウンターの書斎コーナーです。これから大きなダイニングテーブルを入れる予定です。

Befor2_2
リビングに続いて8畳の和室がありました。寝室、仏間として使われていました。

Photo_3
和室部の内装をすっかり解体したところです。30年近く前にコンクリート打ちの現場に通っていた時を思い出して懐かしくなりました。床の四角い穴は掘りごたつの跡。

Photo_4

ここは開放的なキッチンになりました。右奥に冷蔵庫やIHヒーターが収まっています。左奥の収納戸棚も含めて「キッチンハウス」の製品です。

Cimg4267
キッチンの取り扱い説明を受ける施主ご夫妻。キッチンハウスの担当Oさんは、施主の奥様が先生として勤めていた小学校に、同時期、生徒として通っていた可能性があることが判明し、みんなで驚きました。(Nak)
















| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 8日 (木)

入曽の家・1年点検

今週初め、「入曽の家」の1年点検を行いました。4月初めに見学ご希望の方をお連れしてうかがい、快適な暮らしぶりを拝見していましたが、今回は、竣工後1年経過したところで、建物に不具合がないかどうかのチェックをしました。

2_2
工事担当の比留間建工・比留間さん、木の家だいすきの会事務局・山本さんと一緒にうかがいました。ヒバ材で作った玄関建具も落ち着いた良い色になってきました。

Photo
木製建具の動きに問題ないか、は大事なチェックポイントです。無垢の杉材で作った建具もほとんど狂いがなく、スムーズに動いていたのでひとまず安心です。

2_3

玄関から一気に広がる開放的なダイニング・リビングです。床は杉の厚板ですが、こちらも良い色になってきました。壁はセルロースファイバーの断熱ですが、冬も寒くなく、最小限の暖房で間に合ったそうです。それにしても、いつもきれいに整頓されているのには感心するばかりです。

Photo_2
天井点検口から台所(平屋部分)の小屋裏を覗いています。屋根野地板の上で断熱し、通気もしているので、小屋裏も予想以上にひんやりしていました。この他、洗面所の床点検口から床下の状況や、配管などもチェックしました。

2_4
外壁や基礎、外構なども点検。芝生の手入れはなかなか大変そうですが、手を掛けた分、ちゃんと成長してくれるそうで、ご主人も作業を楽しんでいらっしゃる様でした。(Nak)








| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月11日 (木)

入曽の家・訪問

一年ほど前に竣工した「入曽の家」に、久しぶりにうかがいました。「NPO木の家だいすきの会」の会員・Oさんと、事務局の山本さんも一緒です。

Photo_2
外観は、左官仕上げの外壁と杉板張りの軒裏で、軽快な感じに仕上がっています。

Photo_3
玄関を入ってすぐに広がるリビングルームは開放的ですが、施主ご夫妻のセンスで、落ち着いたインテリアになっています。庭に面した掃出し窓を開けると風通しは抜群です。この冬は、外が零度の朝も、家の中は15度・・と断熱性も良く、補助的な暖房で十分だった、とのお話で安心しました。

2

廊下の壁面いっぱいに造った食器棚の中を見せていただきました。とてもきれいに整頓されていました。かなりの収容力です。

Pc

2階のPCデスクは、奥様の専用コーナーです。杉のフラッシュパネルで建具屋さんが製作しました。だいぶ良い色になってきました。床も杉のフローリングです。

Photo_4
家づくりの経緯や住んでみての感想など、施主ご夫妻が色々お話してくださいました。ご希望通りの住まいづくりができたこと、木の家の快適さを楽しんでいること、高齢のお母様も住みこなしていらっしゃること等、聞かせていただき、うれしいひと時でした。(Nak)










| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月27日 (木)

吉祥寺の家のギャラリー

Sp4220051

吉祥寺の家は、玄関ホールと階段室がギャラリーになりました。
このお宅は間仕切り壁を真(しん)壁にして、柱、梁を表(あらわ)しにしています。

Sp42200601

その真壁の梁の下、散りに納まるピクチャーレールを取り付け、両筋交いの耐力壁は散りが無いので、埋め込みにしました。

Sp40400361

見るところ、飾られている作品のメインテーマはふたつ。ひとつは「季節」で、先週伺った時は、鯉のぼりの展開図(?)を版画に彫って、和紙に刷られた作品が鮮やかでした。

Sp42200651

もうひとつが、「猫」。2匹の本物が、いつものんびりと室内を歩いているのを見かけますが、版画や絵画にも登場し、そして階段の手摺から人間の行動を見守っています。

Sp4220046

和室には五月人形が飾られていました。爽やかな季節の到来です。(Shio)



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月20日 (木)

造り付けの収納 あれこれ

住まいの設計時には建て主さんから、必ずと言っていいくらい造り付け収納のご相談があります。新しい住まいに調和した、自分が使いやすいものを作りたい、ということで、住まい方を色々と相談しながら計画していくのも、なかなか楽しいプロセスです。
そんな事例をいくつかご紹介。

Dtf3
壁一面に造った本棚です。下段の引き出しはDVDを収納。左の棚にはCDを入れます。窓の位置に合わせながら、大工さんがパネルを現場で組み立て、建具屋さんが扉を付けました。

1
キッチンセットの裏側にカウンターの付いた食器棚を作りました。こちらも大工さんが箱の部分を現場で組み立てました。空間にぴたりと収まっています。

4
カラマツ三層パネルを組み立てた棚です。こちらは入居後の写真ですが、建て主さんの思い出の品が色々と飾ってあり、楽しい雰囲気です。

Akt1
個室の壁の低い位置に造った、シンプルな本棚です。向い側にベッドがあるので、文庫本や携帯の充電器など、細々したものが視界に入る位置に置けるのが便利です。

Skj
納戸に造った和服収納、といっても作ったのは両側の仕切りパネルと受け桟だけ。和ダンスに入っていた桐の箱(引き出し式)が収まるように作りました。こちらのお宅は、他の棚も細かく寸法をご相談しながら、大工さんに造ってもらいました。(Nak)













| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月16日 (木)

キャベツとブロッコリー

「石神井の家」の現場監理の行き帰りは畑の道を歩きました。9月に入ったある日、双葉が列をなしているのが面白く、さて、何が植えられたのか、写真を撮り始めました。

S16090921

S16092311

S16101111

S16102521

S16111121

S16112621

S16121331

S16122421

S17010771

S17010731

S17011821_2

S17011811

S17020821

収穫されたブロッコリーとキャベツの一部は、隣接するビニールハウス前の臨時カウンターで販売されていました。5ヵ月間の観察記録です。(Shio)




































| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月23日 (木)

ウッドデッキとサンルーム

昨年末に竣工・入居された「石神井の家」では、建て主さんが早速、ご自分で手を入れながら、外廻りを整えていらっしゃいます。

2
カラマツの床板を張ったリビングルームは、日当たりも良く明るい部屋ですが、奥に見える2か所の掃出しサッシの外に、それぞれウッドデッキを付けました。そのおかげで、8畳ほどのリビングの空間に広がりができました。

2_2
南側のデッキは3畳分ほどの広さですが、実際以上に「ゆとり」を感じます。建て主さんの希望で付けた、しっかりした手すりは、布団干しなどにも大活躍です。「内」と「外」をつなぐ価値ある空間です。

Photo
洗濯物干しが主な目的のサンルームですが、冬の陽が暖かくて気持ち良く、ご主人は椅子を置いて、のんびり過ごしているそうです。夏場の日除け対策はこれから、とのこと。

2_3
ガーデニングの好きな奥様は、ホームセンターで入手した材料で花壇をつくられていました。かなりの量の庭土もご自分で調達し、楽しんで、好みの形に仕上げています。

Photo_2
ウッドデッキに置かれていた、面白い形のサボテンと多肉植物の鉢。20年くらい育てているものだそうです。建て主さんが、このように楽しく暮らしているのを拝見するのは、設計者としても嬉しい限りです。(Nak)











| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧